SCMSI里子報告−2003〜2004年度
JOFPAプロジェクト
☆ JOFPAの支援で行われているプロジェクトの報告です。(ロレト・アボイ)
☆ このページは チボリ国際里親の会の会報 「チボリニュース244号」 から採った記事の一部を ご紹介しています。 ☆チボリの事は、 「チボリ概要」 と 「これでチボリがわかります」 の ページをご覧下さい。
就学里子数 計 590名 SCMSI全就学生徒数 計 3,125名
◇ 小学校 316名 ◇ 小学校 2,088名
◇ ハイ・スクール 231名 ◇ ハイ・スクール 888名
◇ カレッジ 22名 ◇ カレッジ 149名
◇ 奨学大学生 21名
ドロップ・アウトの報告があった里子数 計 63名
◇ 小学校 34名
◇ ハイ・スクール 25名
◇ カレッジ 2名
◇ 奨学大学生 2名
ドロップ・アウトの主な理由 小学生 ハイ・スクール カレッジ・大学生
◇ 経済的理由 9名 15名 2名
◇ 引越しによる転校 16名 5名 0名
◇ 通学困難(病気や遠距離) 2名 2名 0名
◇ 就職 2名 0名 0名
◇ 結婚 0名 3名 0名
◇ その他 5名 0名 2名
2003〜2004年度 卒業生の里子からの手紙
☆ 2003 〜 2004 年度の里子卒業生から写真と手紙が届きました。そのなかから3通をご紹介します。 (原文は英語です。)
SCMSI宗教プログラム担当 1名
SCMSI の図書館事務 1名
チボリ自治体での事務職 1名
南コタバト州財団の融資マネージャー 1名
企業の現場職員 1名
自営業 4名
自治体事務職 1名
ジェネサン市役所秘書 1名
PFP 財団職員 1名
先住民国際委員会事務職 1名
南コタバト州流域財団職員 1名
マニラのモールでの警備員 1名
採用結果待ち・求職中 3名
卒業生の
Jocelyn Ataさん です。
(ここをクリック)
◇あひるプロジェクト
16 人の飼育者に雄と雌のあひるがそれぞれ計28 羽ずつ配られました。あひるは3ヶ月経つと毎日15 〜 20 個の卵を産みます。卵から得られる収入は月約1,500 〜2,000 ペソ(\2.2 /1ペソ)になります。得られた現金は日々の生活費であるお米や魚を買うことに役立てることができますし、また、子どもたちの学費に当てることができます。平賀さんとJOFPAに感謝しています。
◇カラバオプロジェクト
JOFPA のプロジェクトとして雌・雄各1頭ずつのカラバオを飼育しています。カラバオは田畑を耕すのに役立ちます。また、他の田畑を耕した場合は1日150 ペソの収入になり、これも、日々の生活に必要な米や魚を買うことができます。また、雌カラバオは仔を産むので、それを売ればローンの返済ができます。成長したカラバオは12,000 〜 14,000 ペソで、仔カラバオは9,000 〜 10,000 ペソで売ることができます。
カラバオは、タガログ語で、水牛の事です。 (写真です。
2003〜2004年度 SCMSIカレッジ卒業生の就職先
☆ 2003 〜 2004 年度の里子カレッジ卒業生18名の就職先です。
(SCMSIからの報告)
塙川小学校のみなさん ありがとう!
SCMSI里子報告−2003〜2004年度
2003〜2004年度 SCMSIカレッジ卒業生の就職先
2003〜2004年度 卒業生の里子からの手紙
JOFPAプロジェクト
卒業研修旅行
目次
親愛なるお父さん
 平和のご挨拶を送ります。
 私にとって高校を卒業するのは夢でした。あなたが経済的にまた精神的に応援してくださったおかげでその夢が実現しました。ご支援がなければ夢は夢のままで終わったことでしょう。ありがとうございました。卒業証書をあなたに捧げます。そしてあなたがチボリ族を助けるというすばらしい行いを続けてくださるように望みます。あなたとあなたのご家族がご健康に恵まれ、神様のお守りがいつもあなたとともにありますように。
あなたの里子より
アルヴィン サレイ (ハイ・スクール卒業生)
大切なお母さん
 レイク・セブから心からのご挨拶を送ります。小学校を卒業することになりました。あなたが援助してくださったおかげです。幸せなことに私は2004 年3 月29 日の卒業式に卒業生の誓いの言葉をリードします。そして6学年を終了する人たちの中で最優秀者としてゴールド・メダルを受けます。ありがとうございました。神様がいつもあなたを守ってくださいますように。
あなたの里子より
アニザ カノン (小学校卒業生)
大切なお父さん
 平和を!
お父さん、私の勉強を助けてくださってありがとうございます。あなたのご援助のおかげで私は小学校を終えることができます。卒業式のことを考えると嬉しくわくわくします。お父さんがここに来て、私が卒業するところを見てくださったらどんなに素晴らしいことでしょう。お父さん、ありがとうございました。神様のお守りがありますように。
あなたの里子より
ビヴァリン ジェマナ (小学校卒業生)

☆ 矢野基金による今年の研修旅行は、小学生6名、高校生13名、大学生1名により実施され、コースはミンダナオ島の中央部を北上し、東側を南下する6 日間でした。
 この研修旅行には、成績優秀者が選ばれるので生徒たちの励みになっています。なお、この研修旅行は今年で4回目になります。
以下、報告書が届きましたで、要約したものを掲載致します。

報告書前文
 人は自分自身が作るものである。思想という兵器庫の中で、人は自分を改革にも滅亡にも導くことができる武器を鋳造する。彼はまた、素晴らしい喜びと力と平和に満ちた邸宅を築き上げるための道具を作る。矢野研修旅行のおかげで、参加者は正しい選択をなすのである。
 人は進むべき方向を知るために世界を見なければならない。宇宙にただ一つの場所があり、そこで人は自己を改革する。それが自分自身である。人生には限りない可能性があり、それは白地小切手のようなもので、人は自由にその金額を書き込む。
 2004 年度矢野研修旅行の参加者は、彼らの人生に意味を増し加える体験をし、人間としての発展に大きな贈り物を受けた。

小学生
★私たち部族の者が大きな都市を訪れ、モールや大きい建物、学校、美しい場所を見る機会はめったにありません。
★幼稚園を訪問しました。学校は非常に清潔でコンピュータ、図書、漫画など生徒が自由に使えます。ガンダム先生が私たちの学校にはコンピュータが少ししかないと話しました。このセンターでは質の高い教育をしているとのことでした。
★高校を訪問したとき、コンピュータを使わせてもらいました。コンピュータ・ゲームは面白かったです。少しコンピュータの知識ができました。これからはコンピュータを勉強しようと思いました。 ヘッドフォンをはじめて使いました。
★ダバオ(ミンダナオ島最大の都市)大学は、大きくて、きれいで、学生は規律正しいです。
★フィリピン鷲、フィリピン猿などたくさんの動物を見ました。動物を大切にすることを学びました。
★ダバオの小学校では、チボリで見たことがない本をみました。高校の図書館にはドリンキング・ファウンテン( 水飲み器) があり、これはレイク・セブでは見たことがありませんでした。
★ダバオで空港を初めて見ました。飛んでいる飛行機も初めて見ました。空港は警備がきびしく騒がしいところで、中には入れませんでした。
★ホテルに泊まるのは初めてです。泳ぐのに水着を着たのも初めてです。たくさんの人がいるので恥ずかしかったです。
★ギャップ・ファームでは大きなカラバオ(水牛)や魔女、天使などたくさんの銅像を見ました。
★本当に楽しい旅行でした。矢野さんとJOFPA のお蔭だと感謝しています。ありがとうございました。

高校・大学生
★まず最初にこの修学旅行の機会を与えられたことに感謝します。素晴らしいことの始まり!興奮します。
★この旅行は学習能力と技術を高め、生徒たちに教育者と交流する方法を身につけさせ、都会と田舎の生活を比較する機会を与えられ、名誉なことでした。
★この研修旅行の経験から、我々は環境に何が起こっているかを理解し、仲間との絆が深まりお互いをよく知ることになった。
★学んだことのひとつはお金を倹約することでした。そして他人とどのように交わるかも学びました。また、約束の時間を守ること、食事のマナーも勉強しました。 そして頑張って勉強すれば、私も豊かになる可能性があることに気がつきました。子どもたちに豊かな生活をさせたいですし、家族がそろっていてよい職業があり、豊かに暮らせるといいなと思います。
★記憶に残ることは、マグサイサイ・パークでスクーターに乗ったこと、スケートをしたこと、イリガン市でアロヨ大統領の邸宅を訪問したこと、大きくて美しいダバオ大学を見学できたこと、マリア・クリスチナ滝は発電する力があると小学校のとき習いましたが、観光して本当にそうだと分かりました。
★パラダイス・アイランドの白い砂、ゲーム、おいしい食べ物、映画などを見て、天国のよう…お金持ちの気分になりました。
★貧しい私が映画を見ることなどありえないことです。
★初めてホテルに泊まりました。エレベーターも初めてです。落ち着きませんでした。
★6日間の修学旅行は多くの学習と喜びをもたらしてくれました。多くを学び教室だけが学習の場所ではないと知り、様々な所を見たことで私たちの暮らしが豊かになります。
★旅は楽しく、たくさん学びましたが、大切なことは私たちはどんなに恵まれているかです。食べ物、着るもの、住むところの全てを持っているのです。でも私たちの兄弟姉妹が困っていることを忘れません。 「私たちが貧しいとしても、もっと貧しい人がいるのです」道路ぎわ、橋の下に寝て物乞いをする。気の毒だと思っても祈る以外に何も出来ませんでした。自分だけでなく他人の身になってみることも学びました。
★私はこの旅行で次のことを勉強しました。 先生の言うことに耳を傾けること、年長者を尊敬すること、規則を守ることなどでした。
★この素晴らしい思い出は、これからの私の人生でインスピレイションになるであろう。一生大切にしたい。
★このようなチャンスを与えてくださった矢野さんご夫妻と神様ならびにJOFPA の皆様、そしてお世話くださった先生方に厚く御礼申し上げます。

<以上、原文は英語です。 前会長の翻訳による。>
旅行の 写真 2枚です。
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