「チボリの子ども支援 − これまで、これから −」
ほぼ目的を達成したとして、JOFPA(チボリ国際里親の会)が、レイクセブ町のチボリ民族等に対する33年間の教育支援を終了して2カ月が過ぎました。JOFPAの現地パートナーSCMSI(SCM学校法人)は、日本からの支援減額を想定して、今年度から、ニアン、ツブラン、エルロウの3小学校の運営を政府に移管(校舎はそのまま使用し、教師は政府が派遣)、残る6校(小学校3、ハイスクール2、カレッジ1、在籍生徒数計2327人)で、6月3日の始業式を迎えました。
活動を終了したJOFPAに対して、支援継続を希望する一部会員の受け皿となった当団体としては、新たな目標を設定する必要がありますが、まだ、レイクセブ町の教育事情等、判断材料が十分そろっていません。
とりあえず、約120人の里子の教育機会を保証するために、SCMSI学校運営支援は続けることにして、残った小学校3校の19名の教師給与分の支援を決めました。また、里親がいる子どもの場合は、従来通り、貧困度に応じて、授業料給食費、制服代免除などの支援が受けられることになっています。(写真は、民族教育が正課となっているSCMSIレムエヘック・ハイスクール新入生のクラス)
「CMIP(先住民族のカトリック宣教団)運営の小学校現況」
吊り橋完成など、通学環境の改善により、公立に通える子どもが増えて、CMIP運営の
7小学校のうち、 キアミ、 ルタイ、 ダタルサファン の3分校は、その役割を終えて
3月末で閉校。
ダタルサファンのロバート先生は、さらに辺境のバンリに6月開校の分校に赴任しました。
わたしたちは、奨学金や給食支援で子どもたちの就学を支えています。
(写真:住民が用意した仮校舎で学ぶバンリの子どもたち)
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