ビラーンの医療と自立を支える会(HANDS)

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都市医療とへき地医療の違い(続き)

 また、そもそも口唇裂をもって生まれるのは、胎児の時の栄養不良が大きな要因です。妊産婦が食に関する正しい知識を持ち、必要な栄養を摂取できることの重要性をあらためて感じました。

 公立病院長のアレハンドロ医師によるとこの病院はベッド数100床。しかし入院患者は常時300名とのこと。そのとおり、廊下や待合室まで仮設ベッドが並び、付添の人、見舞いの人でごったがえしていました。ただしお金さえあれば医療を受けられる都市に暮らすことと、医療不在のへき地に暮らすことは状況が異なり、へき地では自分と家族の身は自分で守る心構えが必要です。

当会の医療支援の方針は
 @予防のための保健・医療セミナーの開催
 A村の保健ボランティアの育成
 B地域型健康保健組合の育成(グリーンカード制度)
です。この推進のためにCMIP、PIHSのスタッフたちが山村、漁村を回り、人々の話に耳を傾け、アドバイスを行っています。またこのように公立病院と連携して治療を行ったり、セミナーへの医師派遣をお願いすることもあります。CMIP、PIHSを支える活動へのご支援をお願いいたします。



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